自分の漫画が置いてあるのを見て下北沢のヴィレヴァンで泣いた話

こんにちは、おおがきなこです。時々間違えられますが、おおが/きなこです。

 

2月22日、おかげさまで『今日のてんちょと。』が発売となりました。Amazonでは一時品切れにもなっていたようで、応援して下さる皆様のパワーを感じています。本当にありがとうございます。それに見合う漫画を描けるよう、これからも怠らずにいこうと思っています。本当に本当にありがとうございます。

 

発売日が決まってからも、見本誌を頂いてからも、Amazonが予約を開始してからも、喜びが湧いてこず。22日に友人から、書店に並んでいる画像が送られてきても湧かず。ただひたすら緊張をしていました。今もしています。

 

昨夜、こはぜ珈琲の店長や夫、友人たちに出版記念パーティーをしてもらいました。サプライズでした。なにも予感していなかったのでとても驚き、始終呆けてしまって唐揚げもピザも喉を通らなかったです。ビールを3缶だけあけて、そういえばおととい「きなこちゃんってビールなに飲むんだっけ」と店長に聞かれたなぁと思い出していました。

 

その帰り夫に連れられて、下北沢のヴィレッジヴァンガードに行きました。私も夫も、まだ実際に本が売られているところを見ていなかったからです。私はなんとなく避けていた気がします。ぬか喜びしちゃいけないと思っていました。まだ1冊出してもらえたばかりで、浮かれてはいけないと。

 

私は下北沢のヴィレッジヴァンガードで毎月本も漫画も買いあさっているのですが、そこのとても目立つ場所に『今日のてんちょと。』が置かれているのを見て、心がぽつんとしました。変に詩的な表現で気持ち悪いですが、他に言い表しようのない気分で…ぽつんと何かの感情が垂れたような、そういう感じでした。近くには、尊敬するさくらももこさんの著書が置かれていて、「あ、見て見て近くにあるよ」と夫に言いました。ここまでは良かったんですが。

 

買おうか買うまいか悩んで、お財布にお金が入ってないことに気づいて、また明日こようとお店を出て、そしたら泣いてしまいました。緊張の糸が切れるっていうのは、ああいうことをいうのかと驚いています。「編集さんに感謝だねぇ。嬉しくてこんなに泣けるなんてことそうないよ」と言う夫に、担がれるようにして帰宅いたしました。

 

でも、緊張が途切れちゃってはいかんのです。私はすぐ自分に甘くなるし、すぐ天狗になるし、そしたらすぐに、すっごくすっごくつまらない漫画を描き始める性格です。だからこうしてお仕事を頂けるようになるまでに、こんなに時間がかかっているんです。だけど、あんな風に爆発するみたいにして泣けた思い出は、宝だと思いました。セブン&アイ出版の片山さん、素敵なデザインをして下さったサトウサンカイさんには、感謝の一言でございます。

 

これからも勉強を怠らず、頑張っていきます。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

おおがきなこ